AffinityBondの誕生秘話

AffinityBondは、コラージュ作家 Ayako Morisawa(以下 私)の作品発表の場として、2009年にネットショップという形で誕生しました。当初はコラージュ技法を用いて作ったブローチや、小さなミニフレーム作品の販売を行っていました。



◆作品制作の表・ポリシー


当時の私は、原画に強いこだわりがあった為、1点物の作品制作が主でした。イベントや展示会があれば、その場その空間に合わせた1点物のコラージュ作品を作る、の繰り返し。そのイベントや展示会が終了した後、展示作品は役目を終えた状態になり、私の作業部屋の奥へ奥へ、としまい込まれて行きました。




◆作品制作の裏・葛藤


部屋に溜まっていく作品達の存在は、常に私の頭の片隅にありました。ただ、その時の私が過去の作品と向き合うには、何かしっくり来ない感覚があり、長い間手をつける事ができませんでした。


私はコラージュ作家として細々と制作活動を続けていましたが、活動を始めた当初は周りにいた同じような作家活動をしている人達がどんどん少なくなり、私は仲間がいない寂しさを感じる時間が年々増えていきました。同時に、作品を作っても作っても積み上がっていかない虚無感が私の中を占めていきました。作った側から消えて行く、まるで砂の城を作り続けている、そんな感覚でした。




◆気付き


「もう辞めようかな」そんな想いが私を襲った後、やってくるのは「どうしたら上手くいくんだろう?」の疑問。2つの想いが波のように、交互に私の中を行ったり来たりしていました。幾度もの大波に襲われた後、ようやく私の意識が《既にある作品達》へと向きました。


私にとっては生み出した作品達が仲間であり、一生ものの財産。
私だから生かすも殺すもできる。なら生かそう。


心は定まり、私は眠っていた作品達の再生を試み始めました。




◆違和感・試行錯誤


過去の作品達に今の私が向き合った際に感じる違和感、それが何なのか。

何がしっくり来ない理由なのか?どこを直せばしっくり来るのか?

外部的要因として、作品を制作する環境を変えてみたり、コラージュに使う素材を変えてみたり。内部的要因として、生み出す私自身を整える為、脳科学を学んだり、瞑想を日常に取り込んだり。その時思い当たる部分を手探りで整えていきましたが、作品を再生しようと決めてからも沢山の試行錯誤の時間が必要になってしまいました。



◆エネルギー調整を経て


ようやく最近、過去の作品達のエネルギーを、今の私がしっくりくるエネルギー濃度に調整する事で、作品として再生が出来るようになってきました。

少しずつになりますが、作品が生まれた背景~作品の再生迄の過程を記して行こうと思います。


AffinityBond

このサイトでは独創的なコラージュ作品の紹介をしております。

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